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募集診療科Departments

脳血管内科

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特色・目標・方針

脳血管内科は、脳・神経疾患の高度専門病院である広南病院において、「脳卒中専門の内科」として2005年に設置されました。脳梗塞治療をメインに血管内治療を含む救急治療から再発予防に重要な生活習慣病治療や合併症管理まで一貫して担当しています。

一次脳卒中センター(PSC)コア施設として24時間365日常勤医による救急医療体制を構築し、来院からrt‐PA静注療法開始までの時間は世界最速を目標とした体制を構築し、血栓回収術を含む緊急血行再建術は日本トップの症例数を誇ります。脳神経外科や血管内脳神経外科との協働により、常に患者さんにとって最善の治療を3科でディスカッションし、それぞれの専門性を活かし最良の医療提供を行っています。

脳卒中を学ぶには最高の環境が準備されており、これまでも多くの脳神経内科医が脳血管内科で脳卒中診療、血管内治療を学び、国内の各施設で活躍されています。

施設認定状況、指導医、専門医

  • 日本脳卒中学会専門医認定教育施設
  • 日本脳神経血管内治療学会専門医認定研修施設
  • 日本神経学会教育施設
  • 日本脳卒中学会一次脳卒中センターコア施設
  • 日本脳卒中学会指導医 2名
  • 日本脳卒中学会専門医 11名
  • 日本神経学会神経内科指導医 3名
  • 日本神経学会神経内科専門医 5名
  • 日本脳神経血管内治療学会指導医 1名
  • 日本脳神経血管内治療学会専門医 7名

(2023年現在 広南病院全体での数 指導医・専門医重複あり)

特徴(強み)

脳梗塞、くも膜下出血など脳卒中の症例数は、国内トップクラスのハイボリュームセンターです。

  • 脳卒中内科に必要な病型診断、薬物療法、生活習慣病管理、鑑別診断を体得できます。
  • 脳血管造影検査の手技から読影まで学べます。
  • 脳卒中診療に必要とされる血管エコー手技を習得できます。

当科で研修時の標準的な症例数は脳血管撮影検査が200/年程度、血栓回収術が100/年程度ですので、脳血栓回収療法実施医の資格は1~1.5年で取得可能、脳血管内治療専門医の資格は2年程度で取得可能です。

診療実績

脳梗塞入院件数

2020年度 2021年度 2022年度
心原性脳塞栓症 172 188 200
アテローム
血栓性脳梗塞
152 185 203
ラクナ梗塞 201 226 224
脳梗塞
(その他)
179 224 310
一過性脳虚血
発作(TIA)
93 69 57

脳梗塞急性期治療件数

2020年度 2021年度 2022年度
rt-PA静注療法 79 104 88
経皮的
脳血栓回収術
87 106 112

医療機器

MR 1.5T 2台
  • MR 3.0T
1台
  • アンギオ
2台
  • スペクト
1台
  • CT
2台
  • エコー
5台

ひとこと

近年は血栓回収術に代表される緊急血行再建術が脚光を浴びていますが、脳卒中内科では薬物療法や超音波手技も非常に重要です。脳卒中に興味はあるけれど血管内治療は・・・という方も大歓迎です。診断や治療に悩んだ場合には、脳血管内科の全スタッフがいつでも相談に乗るバックアップ体制を確立していますので、脳卒中診療の経験が少ない方でも安心してお勤めしていただけます。

脳卒中診療は常に救急対応であり、体力も気力も必要とされます。常に最良の治療を提供するためには、医師の休養も重要です。脳血管内科は、休日は当番制、大型連休や夏季・冬季休暇はしっかり取得、年次有給休暇も積極的な取得を励行しています。短時間で効率よく働く工夫も脳血管内科研修で学んでいただけたらと思います。

脳卒中内科に興味がある、脳卒中内科医として歩みたい、という思いのある方は、まず見学にいらしてください。お待ちしております。

研修内容

月曜日

血管撮影読影会、3科合同カンファランス、救急/病棟

火曜日

血管撮影読影会、3科合同カンファランス、救急/病棟、神経超音波検査

  • 水曜日
脳血管内科カンファランス、救急/病棟、予定手術(頚動脈ステントなど)
  • 木曜日
血管撮影読影会、3科合同カンファランス、救急/病棟、神経超音波検査
  • 金曜日
血管撮影読影会、3科合同カンファランス、救急/病棟

連絡先

当科の見学や研修は常時受け付けております。
見学、研修、就職ご希望の方は『病院見学・お問合せ』フォームからご連絡ください。