「てんかん」という名称は病名です。脳の神経細胞が発する電気活動が異常に興奮する脳の病気です。それによって手足にけいれんが起きたり、逆に動作が止まったり、言葉が出なかったり、反応や意識がなくなったりもします。
大事なのは脳の慢性的な病気という点です。夏に熱中症でけいれんを起こす、糖尿病患者さんが血糖値の変化でけいれんをおこして意識が悪くなる、これは「てんかん」ではありません。
また最も間違われるのは脳以外の原因で短時間意識がなくなる失神という病態です。 これはけいれん(震え)を伴うことがあり、しかも繰り返しておこることもあるので、「てんかん」と区別するのがむずかしいです。
「てんかん」は子供から高齢者までどの年代でも発症します。決して子供だけの病気ではありません。 大人の脳卒中の後遺症として発症したり、最近は認知症や交通事故との関連から高齢者の「てんかん」がトピックになっています。
「てんかん」は慢性の病気であり、長期にわたり薬を服用しなければなりません。そのため正確に診断しないと患者さんに不利益を生じることになります。
診断は、本人や目撃者からどのような症状であったかを詳しく話を聞くことから始まります。目撃した方と一緒に外来受診をしていただくか、スマホなどで症状を録画していただき受診することをお勧めいたします。
「てんかん」は脳の病気ですが脳のCTやMRIで異常が分からないことも多いため、 脳波という検査が最も重要になります。これは心電図が心臓の電気活動を記録するのと同じように脳の電気活動を記録する検査です。理想は入院して症状の出現した時の電気活動(脳波)をビデオ動画と一緒に記録することですが、検査のできる病院がそれほど多くありません。しかし、「てんかん」は発作症状のない時も脳波で特徴的な所見がみられることがあるので、まずは外来で1時間程度の脳波検査を行います。これだけで診断がつくこともあります。
当院の「てんかん」外来では一通りの検査・診断を行うことが可能です。診断や治療に難渋する場合は、東北大学てんかん科と協力して診療にあたります。
文責 脳神経内科 大沼 歩
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