痙縮外来は、脳卒中の後遺症の中で最も多く見られる症状のひとつである、手足の筋肉のつっぱり【痙縮】をやわらげる治療を行っています。
患者さんと十分に話し合い、様々な角度から適切な対処法を検討し、より有効な治療を目指します。また、装具が現在の障害と合致しているか等の装具診断や介護保険も含めたリハビリ内容の検討、自宅での自主トレーニングの指導を行い、生活動作の改善に繋がるように取り組んでいます。
小さなことでも結構ですので、ぜひご紹介、ご相談ください。
脳や脊髄の病気や外傷により、身体の筋肉が過度に緊張している状態(つっぱりが強くなった状態)を痙縮と呼びます。
手指が握ったままとなり開きにくい、ひじが曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。
有効な痙縮の治療には筋肉毎の痙縮の程度や歩容の正確な評価、生活活動等のリハビリ的診断のもと、対象となる筋肉や適切な投与量の専門的な判断と正確な手技が必要です。
ボツリヌス・ITB療法ともただ薬を投与すれば効果を示すものではなく、満足な治療効果を得るためには適切なストレッチが必須で、リハビリの併用、歩容・装具の評価等、治療後の指導が重要です。
当院では必要に応じて、超音波診断装置や針筋電図、電気刺激を併用して正確な診断・施注を行っています。
筋肉を緊張させている神経の働きを抑える、ボツリヌストキシンという薬を筋肉に注射します。ボツリヌス療法の効果は、注射後2~3日目から徐々にあらわれ、通常3~4ヵ月間持続します。
その後、数週間で効果は徐々に消えてしまうので、治療を続ける場合には、年に数回、注射を受けることになります。ただし、効果の持続時間には個人差があるので、医師と相談をしながら治療計画を立てていきます。
痙性麻痺(脳卒中・脳外傷・脊髄損傷・中枢神経感染症・低酸素脳症・中枢神経変性疾患・脳性麻痺・小児麻痺など原因を問いません)、片側眼瞼・顔面痙攣、二次性顔面麻痺、斜頸
手術によってポンプをお腹に入れ、カテーテルという細かい管を介して、バクロフェン(ギャバロン)という痙縮をやわらげる薬を、脊髄周辺に直接投与します。この治療では、患者さんの状態に応じてお薬の量を増減することにより、痙縮をコントロールすることができます。
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