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「脳卒中の外科国際シンポジウム」記念モニュメントについて

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1987年524日から27日まで仙台で開催された「脳卒中の外科国際シンポジウム」は、東北大学医学部脳神経外科の初代教授である故鈴木二郎先生が主催した国際的なイベントです。鈴木先生は、脳卒中の外科治療の先駆者として広く知られており、特に「くも膜下出血の超急性期外科治療」と先生が命名した「もやもや病」における研究は今でも高く評価されています。

このシンポジウムには、世界中から名高い脳神経外科医が集結し、圧倒的な規模と内容で大成功を収めました。参加した脳神経外科医師や招待客の利き手の手形とサインを記録した銅製のレリーフが、シンポジウムの記念として制作され、現在、当院の1階ホールに飾られています。

このモニュメントは、1メートル四方のパネルが18区画に分かれ、各区画には8名の手形とサインが収められており、合計で144名分の記録を確認することができます。鈴木先生は、常に記録の重要性を強調され、論文やカルテの書き方にも厳しい指導をされていた方です。記憶は時が経つと薄れてしまいますが、記録は歴史として長く残るという先生の教えが、今このモニュメントに表れています。

この貴重な歴史的モニュメントは、脳神経外科における世界的な財産であり、新病院でも1階ホールに掲げられる予定です。ご来院の際は、ぜひ、ご覧ください。

                           理事長/病院長 藤原 悟

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