広南病院リハビリテーション部は脳神経疾患等リハビリテーション料施設基準Ⅰを取得しており、常勤リハビリテーション部専門医1名、非常勤リハビリテーション部医師1名、理学療法士13名(うち脳卒中認定理学療法士3名)、作業療法士9名、言語聴覚士7名で、急性期の脳神経疾患に対しリハビリテーションを行っています。
なお、現在は入院の方のみを対象としており、外来リハビリテーションは実施していません。
理学療法とは、身体に障害を持った方の運動機能や起居・移動能力を最大限に回復するよう援助し、可能な限り早期に社会あるいは家庭への復帰を実現させ、生活の質の向上を 図るためのリハビリテーションを提供するものです。
具体的には「立つ」「歩く」といった基本的な動作の練習や関節の可動性を拡大する練習、筋力を強化する練習、様々な巧緻的な課題をこなす練習、応用的なバランスを鍛える練習などを実施しています。脳神経疾患急性期の様々な後遺症に対して専門的に対応しており、急性期の内科的・外科的治療と併用して、リスクを管理したうえで可及的早期より座る、立つ、歩くといったリハビリテーションを実施しています。
作業療法士は心身に障害を持つ人がいろいろな作業や活動を通じて、残存能力を最大限 活かせるように手助けします。 この作業や活動とは、手工芸や、木工・陶芸といった生産的なものだけではなく、「食事」「更衣」「排泄」「入浴」「整容」「起居」「移動動作」「物品の操作」などといった日常 生活の諸動作や、「家事」「育児」「交通機関の利用」「自動車の運転」「安全・金銭・健康 管理」など生活に関連した活動、ゲーム・遊びなど、広範囲なものです。
このような活動を、患者さんの身体的・心理的・社会的、そして職業的状況や個々の目 標を考慮しながら、適宜に取捨選択して、紹介・指導し、患者さんの日常生活活動能力、 あるいは社会的適応能力の回復を図ることを目的とします。
言語聴覚療法部門では、脳神経疾患による高次脳機能障害(失語、失行、失認、記憶障害、注意障害、知的障害等)、構音障害、音声障害、摂食・嚥下障害、顔面神経麻痺等の症状に対して、検査/評価、リハビリテーションを実施しています。
また、手術を受けられる方の術前・術後の高次脳機能検査、もの忘れ/認知症の検査も担当しています。
e-mail:kohnanreha@gmail.com
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